ブラストとは、圧縮空気や遠心力などを用いて研削材を加工面に高速で噴射し、その衝撃力でさびなどを除去・清浄し、適切な粗さに粗面化する技術です。
アルミナグリットや鋳鉄グリットなどを研削材として用い、より強い研削効果を期待できる、グリットブラストと、砂などを研削材として用い、表面の洗浄効果を期待できるサンドブラストを弊社では施工しております。
無塗装のまま大気中に放置すると、鉄鋼製品では空気中の酸素と水分によってさびが発生します。
適切な塗料を塗装することによって品物をさび・老朽などから守り、同時に色彩・光沢・好触感性を与えます。
金属溶射は、ブラストした品物の表面に、亜鉛やアルミニウムなどの各種金属をガスまたはアークで溶かすのと同時に圧縮空気で吹き付け、金属微粒子としてコーティングする表面処理法です。
厚さは防食の目的に応じて変化でき、耐食、耐熱に優れた効果を発揮します。
弊社で施工している溶射の種類は、亜鉛溶射、アルミニウム溶射、亜鉛アルミニウム合金溶射、アルミ・マグネシウム合金溶射、自溶合金溶射、セラミック溶射などがございます。
プラズマ溶射は、溶射ガン内部に対向して置かれた陰極と陽極の間に電圧をかけ、直流アークを発生させ、アークによって、作動ガスを電離させて高温の熱プラズマを作ります。
プラズマにより、ガスを急速に膨張させ、高温・高速のジェットとしてプラズマフレームが形成されます。
プラズマ溶射は、タングステンカーバイト溶射やセラミック溶射などに用いられます。
肉盛溶射は基材の摩耗した部分や、寸法不足の部分に、寸法回復を目的として盛り上げるための溶射です。
肉盛溶射を用いれば、摩耗、寸法不足に陥っても、作り直さずに済み、コストダウンにつなげることができます。